「孤独感」と「孤立感」、そして「疎外感」!

おはようございます。
ホームオーガナイザー吉島智美です。

西日本豪雨で被害にあわれた方々が
少しでも早く、落ち着いた暮らしを取り戻せるよう
心からお祈り申し上げます。

福島県出身の私は
東日本大震災でボランティアに参加し
その時改めて知った事がありました。

人は時間が経てば経つほど
心穏やかになれる部分と
悲しみが増す部分があるんだなぁということです。

多くの人は、最初は落ち込み、それでも奮起し頑張ります。

しかし、復興していく過程の中で
スムーズに次の生活にシフト出来た人と
それがなかなか出来ない人というように
差が生じてくる場合も多いです。

上手くいかない人は、取り残された感じや
ジレンマを感じ「孤立感」を増していきます。

これは、時間が経てば経つほど陥りやすい部分です。

そして、人は「孤立感」が増すと
どうしても自暴自棄になりやすいです。

家がゴミ屋敷に化している人も
それと同じような
心の寂しさを感じていると言われています。

「孤立」は心にも、それを投影した環境にも
良くない影響を与えます。

 

可の偉大なシスター、マザーテレサは
次のような名言を残しています。

 

最もひどい貧困とは、孤独であり、
愛されていないという思いなのです。

The most terrible poverty is loneliness,
and the feeling of being unloved.

 

ここでは、「loneliness」は「孤独」と訳されていますが
個人的には「孤立」の方が、
その後の「feeling of being unloved.」(愛されていないと思う)
の感情に近い気がします。

なぜなら「孤独」という言葉にはどこか
自らが選択し、一人の時間を楽しむ感覚があるのですが
「孤立」は、自分の意思とは無関係に
周りから疎外され、取り残されている感覚を感じるからです。

伊集院静さんや、曽野綾子さんなど多くの作家さんが
「孤独」についてコメントを書かれています。

人生の先輩である彼等の文章を読むと
人は、一人で生まれ、一人で死ぬ。
大人とは「孤独」を楽しめるスキルを身に付けている人である。
そうした共通認識が読み取れます。

 

「一人」=不幸ではありません!

心が「孤立感」や「疎外感」を感じてしまうと
不安や不満、そして不幸な気持ちになりやすい!

住まいが心の投影されている部分なら
住まいが荒れている、
暮らしが投げやりになっている
そんな人を見かけたら、それは心のサインです。

「孤立感」や「疎外感」を感じてしまわないよう
声掛けや、公的機関への連絡など
できる事をしましょう。

そうする事で、相手も自分も
住みやすい環境を手に入れることが出来ます。


2018-07-12 | Posted in , 大切なモノ、人、暮らしNo Comments » 

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