「ひとくち頂戴」言える?言えない?
おはようございます。ホームオーガナイザー吉島智美です。
私は、ネットの悩み相談の書き込みコーナーが大好きです。
雑誌や新聞の「お悩み相談コーナー」と違い
回答者が、一般人のネットユーザー、
しかも不特定多数の人が回答者ですから
様々な人の本音が聞けるので面白いです。
もちろん、それが正しい、間違っているという視点で読むと
ストレスを感じますから、あくまで
「へぇ~そんな考え方もあるんだなぁ」
という距離感で読むことを心掛けています。
先日も「主人に、(料理を)ひとくち頂戴と言っても絶対にくれない」
という悩みが掲載されていました。
女性は、家族や友達と一緒に食事をすると
「それ美味しそう!ひとくち貰っても良い?」
と聞いてくる人、確かに時々いますよね。
なので、それ自体は「ふぅ~ん」って感じでしたが
それに対する回答が、私が想像以上に
「私もご主人と一緒です」「僕も上げるは嫌です」
といった答えが多かったのにビックリしました。
否定派の意見としては、全くNGというよりは、
相手から「美味しいからひとくち食べてみない」と言われたり
最初からみんなでシェア前提での注文だったらOK
という人が多いようでした。
そして、否定派の多くは
「子供の頃から、人にモノを頂戴というのはお行儀が悪い」
「そんな図々しい事をしてはいけませんと言われて育った」
と答えていました。
私自身はそれまで、あまり気にしていなかったので
言われても、全く気にならないですが
じゃあ、自分はどうだというと
やはり相手から勧められたら食べますが
自分からいう事は、家族などよほど身近な人以外は
ほとんど無かったように思えます。
そして、この記事を読んで、以前参加した
ビジネスセミナーでの講師の言葉を思い出しました。
それは・・・・
ビジネスだけでなく、人生で成功する人は
受け取り上手で、甘え上手です。
日本人は、一般的に人に頼る、人に甘えるのが下手です。
自分が持っていなければ「貸してください」
自分が欲しければ「それが欲しいです」
と、まずはお願いしてみる
それに対して「YES」というか「NO]というかは
相手が決める事なのだから、出てきた答えに一喜一憂しない。
といった内容だったのですが
そうしたお願いが下手なのって
子供の頃からの「人に欲しいなんて言うな」
という教えが潜在意識働いているからなのかなぁ?
「ひとくち頂戴」それを言うのが良いとか、悪いとかではなく
なんとなく、子供の頃から価値観って
無意識のうちに、色々な所に影響があるのかもと思いました。
個人的には、
図々しいと思われて人間関係を壊すのは嫌ですが
頼るべき時には、上手に頼れるようになりたいです。