「思い出」よ、さようなら!

おはようございます。
ホームオーガナイザーの吉島智美です。

3月は年度末ということもあり節目の季節です。
卒業式や転勤、引っ越しなど、いろいろな変化が起こる!

それに伴い、モノの見直しをすると
いつも以上に決断を付けやすいので
片付けにとっては絶好の時期でもあります。

節目の片付けでは
壊れたモノや、もう使わないモノとあわせて
思い出の品も、思い切って手放すと良いですね。

思い出を手放すと言っても
全て手放すわけではありません。
思い出だと思えるモノの90%は手放して、
残すモノを10%以下にすればよいだけです。

と、簡単そうに書きましたが
実は、私は子供の頃は何でも取っておく、

思い出魔 ”でした!

しかも、同時に子供の頃から“ 整理魔 ”でもあったので
収集癖全開という、かなり困ったちゃんだったんです(苦笑)

卒業アルバムや写真はもちろん
雑誌の付録もお気に入りのモノは
新品同様の状態でとっておく
旅行先でもらったパンフレットやチケットの半券から
友達との寄せ書きやサイン帳
学生手帳や当時の図書館カード

そうしたモノが、
アイテム毎、時系列毎に、きれいに収納されていたんですよ
恐ろしくないですか!

きっと、実家が福島のド田舎で
無駄に収納する場所があったから出来た行為だと思います(笑)

そんな私も、大人になり、結婚し家族も増え
仕事や家事に、忙しく動き回るようになると
さすがに何でも取って置くのは
場所と時間と、エネルギーの無駄だと気づきました。

そして、すぐに最小化できたわけではありませんが
定期的に何度も見直しているうちに
徐々に減らす事が出来ました。


いま、あの頃の自分を振り返ると
「思い出を大切にしていた自分」は
「変化を受け入れるのが下手な自分」だった気がします。

変化している社会で、快適に生きるためには
なんにでも我を通していては生きて行けません。
時には、臨機応変に対応しなければいけない。


また同時に、時間は好むと、好まざると
ドンドン過ぎていくんだという現実を受け入れないと
「思い出」と「現実」の線引きがあいまいになり
何のために生きているか分からなくなります。

そのことが、すとんと腑に落ちたら
「思い出」に執着する自分と
「さよなら」することが出来ました。

年を重ねると、体も心も柔軟性が低下し
頑固になる人が増えます。

そうした人の中には「変化」を恐れと捉える人もいます。

過去の価値観に執着し
過去の栄光にしがみつき
過去の思い出に浸る

そういう人は、周りから面倒な人だと思われますし
変化が激しい時代では、
本人自身もストレスがたまる一方だと思います。

美容や健康の面から
アンチエイジングがもてはやされがちですが、
心に柔軟性を持つことこそ
心のアンチエイジングではないでしょうか。

「思い出」にさよならする。

これこそ、最高の心のアンチエイジングです。


2019-03-05 | Posted in 大切なモノ、人、暮らしNo Comments » 

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