詐欺の連携プレーにご注意を!

おはようございます。
ホームオーガナイザー吉島智美です。

先日、日頃からお世話になっている知人から
自宅の屋根について相談がありました。

話をかいつまんで書くと

ある日、とっても感じの良いお爺さんが
(この感じが良いがくせ者です!)
いきなりピンポンと来て

この辺を見て回っている屋根やだけど
お宅の屋根、通りから見たら一部傷んでいるよ
このままだと雨漏りするから気を付けて

と、注意だけして帰っていったそうです。
もちろん、この時点では
どんなに感じが良くても怪しいと思った彼女

「ありがとうございます」といってその場は流すが
それからしばらくして、
今度は、若いお兄ちゃんが来て

近所で補修工事に入っていた職人だが
お宅の屋根の一部、釘が抜けているのか
一部浮いている、家の人でも直せるから
ちょっと屋根に上って釘でとめた方が良いですよ

と親切に教えてくれたそうです。

さすがの彼女もここで
「えっ!うちの屋根大丈夫?」と不安になり
私の相談となりました。

 

実はこれ、最近増えている屋根詐欺
連係プレーバージョンなんです。

彼女の家は、坂の多い横浜でよくみる
道路から階段をあがった高い場所に建つ家なんです。

ですから、道路を歩いていて
屋根を確認できるわけがない!

また、隣や後ろの家で補修工事を
しているならばいざ知らず
近所で工事をしていて
屋根の釘が外れているなんて見えるわけがない!

でも、人って不安になると信じるんですよね。
私も信じやすいので気を付けよう(苦笑)

 

最近の屋根は、昔のような瓦屋根は少なく
彼女の家もスレート材といって
粘土板岩を使用した建築材です。

スレートとは元々は
天然石を使用した高級品。
高価なため、日本ではあまり普及していません。

参照:http://www.marushika.com/material/detail.html?item_rno=65&main_no=1&sub_no=8&list2=1&list1=1

よくあるのは、
セメントを主材料として形成したスレート屋根です。
こちらは薄いコンクリートの板をイメージしてもらえば良いです

参照:http://taiyoseikatsu.com/words/tyg000143.html

薄いコンクリートの板なので、
状態によっては、家人が確認のために屋根にのって
間違って割ってしまったすることもある。

また、屋根材を痛めるだけでなく
屋根にのろうとハシゴをかけ
軒樋を傷つけることもあります。
(軒樋は、薄い金属板で変形しやすい!)

なので、屋根の職人さんは
大工さんだろうと、工務店の店主だろうと
屋根に関しては、プロ以外は勝手にのらないように!
と言います。

ちなみにプロは、樋を痛めないよう
自分たちなりに工夫したハシゴを持っています。

 

ここからはあくまで私の勝手な推測ですが
詐欺のお兄ちゃんは、
自分で治せると言って屋根に上らせ
そこで間違って自分たちで屋根を痛める
もしくは、どこが悪いか確認できず
不安をあおっておいて、
そこへ、再度屋根やさんを伺わせる。
そんな魂胆だったのではないでしょうか。

怖いですね、詐欺の連携プレー!!!

今回彼女は、うちに相談してくれて
きちんとした職人さんを紹介しました。

その後、家を買ってから
結構な年数を経過していることもあり
念のため診断をして様子をみる事になりました。

紹介した工務店も、慌てる事がないので
計画的にメンテナンスを考えれば良いですよ
といってくれたそうです。

良かった、良かった、
皆さんも詐欺の連係プレー、気を付けてくださいね。

 


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