「お古」を使うという発想

お客様のところへ伺うと
サイズアウトした子供服を
リサイクルショップに持っていく、
または、姉妹の子供に譲るという人はいても
友達に譲るという人はほとんどいません。

そんな人に話を聞いてみると

「好みの違いなどもあるし気を遣う」

「我が家では着れると思ってあげても
相手にとってら、こんな着古した状態の服!
と思われたら嫌だから、それならあげない」

「もらってもらうのにこちらがお菓子とか
手土産をつけて渡すんですよ!
なんだかバカらしくて」

なんてこともあるらしいです。

昔は、子供はドンドン大きくなる
どうせ汚すから、お古で十分
と考える人も多かったですが
今は違うんですね。
子供がいない私はビックリでした。

でも、そうした話を聞くなか
私の小学4年生の姪は
お古でも状態が良ければ喜んで着ています(笑)

実は、私には小学校6年生の娘をもつ友人がいるんです。

彼女は、ご主人はサラリーマンなんですが
自分は親から引き継いだ会社を経営し
金銭的にかなり余裕があります。

そして、自分も娘さんもオシャレ大好き(苦笑)

彼女の家から姪にといって回ってくるお古は
とにかく、モノも、状態も最高に良い品です。

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それには1つ理由があって
そこの娘さんは、普段私立の小学校に通っていて制服がメイン
私服を着る機会が非常に少ないんです。

せっかく買っても着る機会が無い
当然痛みもほとんどないというわけです。

しかし、そんな状態の良いお古にもかかわらず
彼女の周りには、お古を嫌がる人が多いので渡せないそうです。

普段は、リサイクルショップにいく暇もないほど
仕事が忙しい彼女。
我が家の姪が着てくれるとなるまでは
もったいない事に全部資源ごみとして出していたそうです。

それが今では、自分や娘が気に入っていた服を
私の姪が喜んで着てくれる。
彼女はもちろん、娘さんもそれが非常に嬉しいといっています。

姪が次に着てくれるかもしれないという事で
彼女の娘さんは、今までよりも
丁寧に自分の服を扱うようになったそうです。

モノを譲る、または引き継ぐという行為には
モノを扱う際の気持ちの変化も生み出すんですね。

リサイクルショップの人の話では
お古の衣類も最近は「ユーズド」と
英語読みに言い換えて
少しでもオシャレ感をだそうとしているらしいです。

捨てるのは簡単ですが、
それを喜んで使ってくれる
人の使ったモノを使う事に抵抗を持たない
そんな環境も同時に大切なんだと思います。

 


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