「震災後」ではなく「震災前」という考え方

3月11日の夕方から週末にかけて
プライベートな用事のため
実家のある福島に帰省しておりました。

鶴ヶ城

丁度、東日本大震災から5年ということで
あちこちで、イベントや特集などが組まれていました。

そのなかで福島のラジオ番組で
興味深いコメントを耳にしました。

「震災後、震災後というけれど
地震が多い日本では、またいつ何があるかわからない。

いまは、5年前の事を踏まえて
次の震災にいろいろと備える

震災前

なんだということを忘れてはいけない」

というものです。

福島は皆さんがご存じのとおり
地震や津波の被害以外にも
原発の影響で、様々な人災も被っています。

そこで、暮らす人たちも
いつまでも、クヨクヨと悩んでいてもダメだと思う気持ちと
それでも悔しくて、悔しくて仕方ない気持ち
常に様々な思いや葛藤を抱えながら日々生きています。

そんな人達が、
この教訓を忘れてはいけない。
なんのためにこんな経験したんだ!

という思いで

「いまは震災後ではない、次の震災前なんだ」

という言葉を投げ返る。

人って強いなあと感じた瞬間でした。

磐梯山

 

 

 


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